「お金がない!」 19947月〜9月(フジテレビ系列水曜9時)出演・財前直見・三浦早苗・織田裕二

バブルがはじけて、今で言うところの格差社会がいたるところで現出する中、一人の何も

ない若者がその壁に挑戦しその壁を打ち破っていくという痛快出世ドラマです。

主人公の萩原健太郎(織田)は突然勤めていた町工場が倒産してしまい途方にくれていた

時、幼なじみの神田美智子(財前)の勤めているビルメンテナンスの会社、ビルサービス

にもぐりこみます。そこは超がつく外資系保険会社のユニバーサル・インシュアランスの

子会社でした。ここから萩原の出世物語がスタートします。で、その美智子さん。しっか

り白の純正三つ折りで仕事をしてくれます。

ビルサービスはご覧のように女の子ばかりです。外資系のおしゃれな会社では、お掃除も

かわいい女の子でないといけないのでしょう。萩原は入社当初、主に夜警をしていました。

美智子さんはその中でも一番年長らしく主任のような立場で若い社員の指導的立場です。

社員は美智子さん以外でも三つ折りはいますが、必ずしもそれがユニフォームではないの

です。

ある時、萩原の幼い弟が高熱を出しました。その時の美智子さんですが、普段着でもほと

んど純白の三つ折りを穿いていました。江戸っ子らしい折り目がきりっとしてないといや

な性格をあらわしているのでしょうかねw

再びビルサービスです。これは美智子さんが萩原の同僚の大沢(東幹久)との結婚案内状

を課長の徳川(家安)に手渡すところですが、後ろの女性社員も三つ折りですね。ただ私

が個人的に好きなタイプ、ペコリ感度上々のこの枠でいいますと一番上の左側の娘、近藤

薫役の三浦早苗たんともう一人はついに三つ折りを穿いてくれませんでしたので、かえす

がえすも残念なことです。(この娘についてはペコリ倶楽部で詳しく…)

 

このドラマは元嫁が絶対面白いというので付き合ってみたものですが、まじで面白かった

数少ないドラマです。当時、私は独立して間もないくらいの時でしたのでドラマなどのん

びりと見ている気分ではなかったのですが、このドラマには楽しませてもらいましたし、

勇気付けられました。ここでは一切でてきませんでしたが、実をいうと織田裕二の萩原で

はなく、石橋凌演じるユニバーサル・インシュアランスの日本支社長氷室浩介がよかった

です。孤高な社長をまさに演じ切りましたね。あんな社長になれたらなどと、下らない願

望を持ってみたりもしましたがwwとにもかくにも、このドラマ、名古屋の東海テレビで

は今だに定期的に再放送されています。そのたびに録画してしまうのも、このドラマに対

する思い入れが深いからだと思っています。なお、主題歌のOVER THE TROUBLEは、

私のカラオケの十八番の一つであります。

 

    なお、神田美智子という名前は正田美智子、すなわち皇后様にちなんで命名したのでは

と考えたりもしました。そこから純正三つ折りが導き出されたのではと…

07919日更新)

(大きくなる画像があります)